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リーディングスキルテスト

リーディングスキルテストとは

「日本語のルールに従って教科書の文章を読むことができない生徒がいるのではないか」という仮説からスタートした「基礎的な読む力」を測るテストです。
教科書などの基本的な文章はもちろん、図やグラフなどからも情報を読み取ることができるのか。
「リーディングスキルテスト」では、文章に書かれている意味を正確にとらえ、新しい知識を身につけるために必要な「骨太の読む力」を科学的に測定・診断します。

新井 紀子(ARAI Noriko) 一般社団法人教育のための科学研究所
代表理事・所長
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所
社会共有知研究センター長・教授
リーディングスキルテストは、国立情報学研究所を中心とした研究チームが、大学入試を突破する人工知能(Al)の研究を通して開発した、基礎的読解力を測定するためのテストです。
過去の調査結果では、中学3年生のうち、推論で65.1%、同義文判定で43.7%、理数系の具体例同定問題で70.7%の生徒がランダム並み、言い換えると「ほとんどできていない可能性が高い」ことがわかリました。
本テストで測る能力値は、高校や大学の偏差値と極めて高い相関(0.80~0.88)があることも 判明しています。つまり、基礎的な読解の能力値は進路を大きく左右するのです。
「よく問題を読んでごらん」と指導をしても腑に落ちない顔をしている生徒が相当数いる、と感じている先生や保護者の方は少なくありません。彼らはやる気がないのではなく、教科書を読めていないのかもしれません。そういう生徒を早期に発見し、適切な読解指導をするためには、本テストのような読解力診断テストが不可欠だといえるでしょう。

● 出題分野

分野 診断内容
係り受け解析 文の構造(主語・述語、修飾語・被修飾語の関係など)を把握する
照応解決 代名詞が指す内容を認識する
同義文判定 二つの文を読み比べて、意味が同じかどうかを判定する
推論 既存の知識と新しく得た知識から、論理的に判断する
イメージ同定 文と非言語情報(図表など)を正しく対応づける
具体例同定 辞書 辞書的な定義を用いて新しい語彙とその用法を獲得できる
理数 理数的な定義を理解して、その用法を獲得できる

テスト内容の詳細は、一般社団法人 教育のための科学研究所のホームページにてご確認ください。

実施日・時間等詳細はコチラ↓

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